【美術検定受験】7月31日までに申し込むと15%引き!
【美術検定受験】3級出題範囲ールネサンス~バロック・ロココ美術
美術検定3級の出題範囲の続きです。
使用する参考書:
3. ルネサンスの美術では、イタリア・ルネサンス、北方ルネサンス、マニエリスムの美術について学びます。
4. バロック・ロココ美術は、ヨーロッパ各国のバロック・ロココ美術についてです。
3章からは問題集に掲載されている問題の数が増え、解いたり調べたりするのに時間がかかるようになってきました。
【今日の一問】
Q.フィレンツェで大きな工房を構えた画家・彫刻家ヴェロッキオのもとで修行していないのは次のうちだれ?
②ロレンツォ・ディ・クレディ
④ペルジーノ
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A.
彫刻家ヴェロッキオの工房からはレオナルド・ダ・ヴィンチのほか、ラファエロの師であるぺルジーノも出ています。ルネサンス期の工房では、彫刻家の親方が弟子に絵画を教えることも珍しくありませんでした。
【これまでにかかった勉強時間】
合計 約5時間
【アートの値段】世界で高値取引される草間彌生作品 最新オークション結果
草間彌生は日本を代表する現代アーティストであり、彼女の作品は世界中で注目を集めています。草間作品の魅力と最新のオークション結果を調査しました。
草間彌生の魅力
日本を代表する現代アーティストの草間彌生さん。
草間さんは複雑な家庭環境の影響で幻視や幻聴を体験し、その苦しさを乗り越えるために特徴的な水玉や網目模様の作品を描きました。無限に続くような模様が画面いっぱいに描かれた作品は、観る人々に強いインパクトを与えます。
かぼちゃや帽子などのポップなモチーフを取り入れた作品も人気です。
最新のオークション結果
草間彌生さんの2023年5月のオークション落札結果をいくつか見てみると、草間彌生の作品は非常に高額で取引されていることがわかります。
2023年5月25日 Phillips香港
《I Who Sing in Celebration of Humanity》2009年
カンヴァス、アクリル
162 x 162 cm
HK$8,509,000(約1.5億円)
2023年5月19日 Sotheby'sニューヨーク
《INFINITY-NETS (TWXOB)》2014年
カンヴァス、アクリル
130.5 x 130.5 cm
US$2,964,000(約4.1億円)
2023年5月28日 Christie's香港
《Flowers》2015年
カンヴァス、アクリル
130 x 97 cm
HK$58,455,000(約10.5億円)
、、、さすが女王!という圧巻の結果です。1点ものの絵画は、とても一般市民には買えません。これらの高額な取引価格は、作品の魅力と市場の需要の結果と言えます。
プリントの作品はまだ購入しやすい価格ですが、それでも200-600万円くらいします。
草間彌生さんのグッズも人気です。グッズの方がかわいいお値段です。
【展覧会情報】森美術館「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
森美術館では現在、開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」が開催されています。
展覧会のテーマ・みどころ
現代アートは学校の教科で考える図画工作や美術といった枠組みをこえ、むしろ国語・算数・理科・社会などのあらゆる科目に通じるものとなってきました。
本展は現代アート作品を通して未知の世界に多様な観点から出会い、学べる展覧会です。
現代美術史における重要な作品や、世界的なアーティストの新作など、合計54組のアーティストの作品が展示されています。
出展作品約150点のうち、半数以上を森美術館のコレクションが占めます。また、本展のための新作も披露されています。
展覧会は「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」の8つのセクションに分かれています。
学校で習う教科ごとに分けて展示するのは面白い試みですね。
セクション1「国語」
「国語」のセクションでは、言葉や言語をテーマにした作品、文学や詩の要素を含む作品が紹介されています。「言語」はコンセプチュアル・アートの流れのなかで頻繁に使われてきました。コンセプチュアル・アートの提唱者のひとりであるジョセフ・コスース、また言語を取り巻く政治性や社会性を題材としたスーザン・ヒラー、国籍や人種、ジェンダーというアイデンティティをテーマとするミヤギフトシや、米田知子、ワン・チンソン(王慶松)、イー・イランの作品が展示されています。
イー・イラン《ダンシング・クイーン》
セクション2「社会」
本展で最も大きなボリュームを占める「社会」セクション。「社会彫刻」という概念を提唱したヨーゼフ・ボイスが来日した際に残した黒板から始まり、世界各地の歴史、政治、地理、経済、アイデンティティに関わる課題が取りあげられています。美術史を主題としたアイ・ウェイウェイ(艾未未)や森村泰昌、戦争や暴力、災害が残したものに向き合うディン・Q・レや藤井光、畠山直哉、そして日本では初展示となるパーク・マッカーサーの新作、田村友一郎、ク・ミンジャの経済についての作品が展示されています。
アイ・ウェイウェイ(艾未未)《漢時代の壷を落とす》《Coca Cola Vase》
ヴァンディー・ラッタナ《コンポントム(「爆弾の池」シリーズより)》
セクション3「哲学」
生きることや世界の真理、普遍性を探究する哲学の分野は、古くから美術と非常に深い関係にありました。本セクションには、明滅するLEDのカウンターによって仏教的な死生観をあらわす宮島達男、ものの存在や周囲との関係性を追求してきた李禹煥(リ・ウファン)、そして奈良美智の祈りをささげているかのような少女を描いた絵画などがあります。
李禹煥(リ・ウファン)《対話》《関係項》
奈良美智《MissMoonlight》
セクション4「算数」
算数あるいは数学は、極めてクリエイティブな領域でもあり、数字は多くのアーティストが扱ってきた普遍的なテーマである「時間」にも深く関係します。本セクションでは、フィボナッチ級数をネオン管で表したマリオ・メルツの大型作品、片山真妃、杉本博司の作品、そして数学的な概念をパフォーマンスに投影した笹本晃の映像作品が見られます。
杉本博司《観念の形》
セクション5「理科」
物理、生物、化学など、自然科学の領域とも、現代アートは無関係ではありません。さまざまな日用品が次々に連鎖反応を起こし、エネルギーを伝達してゆく様子を捉えたペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスや瀬戸桃子の映像作品、ナフタリンを用いた宮永愛子の新作や、ブラックライトを使用した田島美加の作品などが展示されています。
宮永愛子《Root of Steps》
田島美加《アール・ダムーブルモン(アラベケ)》《アール・ダムーブルモン(カレナ・マイヒバ)》
蓄光顔料が使用されていて、光の明るさによって見え方が変化します。
セクション6「音楽」・7「体育」
「音楽・体育」のセクションでは、前期と後期に分けてさまざまな作品がスクリーン上映されています。
現代アートには音や音楽に関連する視覚的な要素を主題にする作品や、音や音響の意味や仕組みを考えさせるコンセプチュアル・アートがあり、実際に音を体験するもの、または音の不在を体感するものもあります。ジョン・ケージの《4分33秒》を流用するマノン・デ・ブールの映像作品は、ピアニストと観客の両方に焦点を当て、沈黙の時間を演出します。また、アフガニスタンの夜景にイスラム教の詠唱が流れるアジズ・ハザラの詩的映像、旧ユーゴスラビアで内戦後に生まれた子供たちが「マジカル・ワールド」を歌うヨハンナ・ビリングの作品、黒人女性を想起させる手の動きやサウンドに焦点をあてたマルティーヌ・シムズの作品などが紹介されています。
現代アートにおける身体的な運動や行動に着目した表現、身体そのものの作品化は、1960年代から「パフォーマンス」としてその位置づけを確立し、今日では映像作品の主題となることもしばしばです。クララ・リデンはバレエを通じて規範と模倣を表現。クリスチャン・ヤンコフスキーの作品は歴史とそこからの解放といった「身体の政治性」を表しています。さらに本展では、競技が行われるスタジアムの建築的な特徴や、マスメディアで映し出されるスポーツにも焦点を当てています。
「音楽・体育」セクションは撮影禁止でした。
セクション8「総合」
最後のセクションである「総合」では、ひとつの科目に収まらず、より幅広い領域を横断するような作品やプロジェクトが紹介されています。現在、世界で最も注目を集めるアーティストのひとりであるヤン・ヘギュと、デンマークを中心に世界的に活躍するヤコブ・キルケゴールの新作が展示されています。また、演劇に基づいた方法論をもとに、東京の日常的な景色を私たち自身の意識によって変容させてゆく高山明のプロジェクトを紹介しています。
ヤン・ヘギュ《ソニック・ハイブリッド──デュアル・エナジー》
さまざまな角度から現代アートを分析した展覧会で、新たな発見があり、勉強になりました。
幅広い作品が紹介されているので、ぜひお気に入りの作品を探しに行ってみてください。
【開催概要】
「ワールド・クラスルーム」は9月24日(日)まで。
森美術館のへザウィック・スタジオ展と六本木アートナイトもおすすめ
六本木ヒルズの東京シティビュー(屋内展望台)で6月4日まで開催中の「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」もおすすめです。
美しいデザインを見ながら、世界中を旅しているような気分になれました。
そして展望台からのいい眺めが楽しめます。
5月27日(土)と28日(日)には六本木アートナイトも開催されます。
【美術検定受験】3級出題範囲ー原始・古代~中世の美術
試験勉強の進捗と合わせて、美術検定3級の出題範囲を少しずつ紹介します。
使用する参考書:
まずは西洋美術史。
1. 原始・古代の美術の章では、原始、メソポタミア、エジプト、クレタ、ミケーネ、ギリシア、ローマの美術について学びます。
2. 中世美術は、初期キリスト教、ビザンティン、初期中世、ロマネスク、ゴシックの美術が範囲です。
【今日の一問】
Q. 微笑した顔の表情で知られる、古代ギリシアの彫刻様式は?
↓
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A. アルカイック。
紀元前7~6世紀のギリシア美術の様式を指す言葉「アルカイック」は「太古」「始原」を意味するギリシア語に由来。この時代の彫刻に見られる微笑は「アルカイック・スマイル」と呼ばれる。
【これまでにかかった勉強時間】
合計 約2時間
【アート作品の買い方】ギャラリー、フェア、販売サイト、オークション
日本ではまだ、美術作品は買うものではなく、どこかに見に行くものだと思われている方が多いと思います。
しかし、作品を購入すると、また違った楽しみ方ができておすすめです。購入した作品を自宅やオフィスに飾ったり、直接作家さんを応援できたりします。
アート作品ってどうやって買うの?という方に向けて、いくつか方法をご紹介します。
アートギャラリー、画廊で購入する
作品を買う場所として、まず思い浮かぶのがアートギャラリーや画廊でしょうか。
実際に作品を見て、スタッフの方と相談しながら買うことができます。アーティストを知ってもらうこともギャラリーの仕事なので、作家さんの詳細や制作方法、作品に込められた思いについても分かる範囲で教えてくれます。また、ギャラリーで開催されるレセプションには作家さん本人が在廊することが多く、作家さんから直接お話を伺う機会もあります。
ギャラリーは主に2種類に分けられ、ひとつはプライマリー・ギャラリーとよばれ、まだ市場に出ていない作品を売っているところ。現存する作家さんの最新作など、「新品」の作品を販売しています。
もうひとつはセカンダリー・ギャラリーとよばれるところで、作品の持ち主が売りに出した作品、つまり「中古」の作品を扱っているギャラリーです。既に亡くなっているアーティストや、新品だと入手困難なアーティストの作品が販売され、中古といっても作品の価格が昔と比べて上がっている場合すらあります。
プライマリー、セカンダリーの両方を扱っているギャラリーも多いです。
世界的なギャラリーから小さなギャラリーまで無数にあります。入場無料のところがほとんどですので、ぜひ気軽に足を運んで、好みにあうギャラリーを見つけてください。
百貨店も同じような仕組みです。
アートフェアで購入する
アートフェアには多くのギャラリーが集い、作品を展示販売するため、幅広い作品を一気に見ることができます。
入場料がかかりますが、会場には展覧会感覚で楽しむ方から、ギャラリストなどプロの方まで多くの人が訪れ、にぎわっています。
国内のアートフェアではアートフェア東京が有名です。
海外ではArt Basel(アート・バーゼル)、Frieze(フリーズ)などが有名で、世界各地で開催されています。国内のアートフェアとは比べ物にならないくらい規模の大きいフェアもあります。
国際的なアートフェアめがけて世界中を旅している、熱心なコレクターもいます。
販売サイトで購入する
比較的低価格の作品を趣味で購入する場合、ネットも便利です。
多くの販売サイトがありますが、例えば、
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が運営する「OIL by 美術手帖」
thisis株式会社の「This is Gallery(ディスイズギャラリー)」
株式会社NOMALの「WASABI(ワサビ)」
株式会社TRiCERAの「TRiCERA(トライセラ)」
などがあります。
最近では作家さんが自らインスタグラムなどで販売している場合もあります。
ネットではさまざまなものが販売されているので、内容をしっかり確認してください。
オークションで購入する
オークションに出品された名作が、数百億円で落札!なんてニュースになることがあります。
国際的な競りの場であるオークションには世界中から作品が出品され、写真や解説文が充実しているオークションカタログは見ているだけで楽しいものです。
下見会で作品の実物をみることも可能です。
ギャラリーでは作品の値段がおもてに出ていないことも多いですが、オークションの場合は事前に予想落札価格が明記されており、また、オークション後に落札金額が公開されることが多いため、相場の勉強になります。
基本的に中古の作品が扱われていますが、有名なオークション会社であれば、きちんと作品を調査してからオークションにかけているので安心です。
また、オークションで買った=その時点で市場にニーズがあると証明されたようなものなので、作品を手放す時にある程度金額がつきやすいです。
売りたい時に1円にもならないこともあるし、買った時の100倍の値段になることもあるのがアート作品です。
投資としてオークションで作品を購入、販売する方もいます。
【国内のオークション会社】
国内で今、一番勢いがあるのがSBIアートオークションです。
主に現代美術作品を扱い、日本で今大人気の作家さんから海外の著名アーティストの作品まで出品され、高値で売買されています。
他にも毎日オークション、シンワオークションなどが有名です。
【海外のオークション会社】
Christie's(クリスティーズ)、Sotheby's(サザビーズ)、Phillips(フィリップス)などの海外の有名なオークション会社は日本にオフィスを構えていて、日本語で対応してくれます。
ニュースになるのは高額な作品ですが、実は10万円程度の作品から出品されています。
購入した作品は海外から発送されるため、送料が高いのが難点ですが、グローバルに活躍しているアーティストの作品を買いたい時や、市場価値の高い作品を買いたい場合におすすめの購入先です。
どの購入先も最近はネットでの情報発信に力を入れていることが多く、ネット上で情報収集から購入まで簡単にできます。
しかし、実際に作品を見たり、作家さんやスタッフの方と話したりすることで得られる発見もあり、可能であればたくさんの作品を見に行き、体感し、アートを見る目を養うことがおすすめです。
【美術検定受験】テキスト購入~学習計画
今年の11月に美術検定を受験することにしました。
以前から美術の基礎知識をしっかり学びたいと思っていましたが、仕事をしていて勉強がおろそかになっていました。そこで、美術検定受験という締め切りを目標に取り組むことを決意。
テキストの購入
まずは公式テキストを購入します。
3級を受ける予定なので以下を購入。
このテキストは1級~3級が対象で、情報が級ごとに分かれていません。自分が受ける級に合格するためにどこまで覚えたらいいのか、ちょっと分かりづらいです。
内容は3部構成でまとめられています。
作品のカラー図版が掲載されている「みてわかる」、文章で美術史の流れを学ぶ「読んでわかる」、各時代の要点やテーマがQ&A形式でまとめられた「ポイントでわかる」の3つです。
「みてわかる」「読んでわかる」の部分もしっかり読みつつ、3級の場合は「ポイントでわかる」の部分から出題されやすいそうなので、重点的に学習します。
3級用の問題集も購入しました。
問題集を解くことで出題傾向や難易度を把握でき、解説も含めて理解すればしっかりと知識が身につきます。
こちらは1・2級用のテキストですが、興味があったので購入。
余裕があれば2級も同時にチャレンジしたいです。
学習計画
試験日まで半年あるので余裕はありますが、計画的に進めようと思います。
また、検定合格ではなく理解することが目的なので、しっかり学んでいきたいと思います。
公式テキスト1章分の「みてわかる」「読んでわかる」「ポイントでわかる」を確認→その範囲の問題を問題集で解くと流れを繰り返し、最後に問題集をもう2周ほど解くという勉強方法で進める予定です。
今のところ、勉強時間はまだ1時間程度ですが、三日坊主にならないように頑張ります!